2019/08/16 15:20



いつも挨拶は走り書きみたいなもの。

委細な説明や、諸々のエピソード、ややこしく長くなってしまう経緯なんかは、すっかり後回しになってしまう。


伝えたかったこと、聞きたかったこと、タイミングを逃したまま過ぎていくこともしばしば。

慌ただしさは常に僕らを取り囲んでは、急かしてくるのだ。


たった一言だけ、その分の時間しかないのなら、せめてめいいっぱいに意味を詰められる言葉がいい。

今のところ、その言葉は「ぴーしょー」。


たとえば

何気ない友達とのありふれた楽しいひとときが終わって、

しばしのお別れを告げるそんな場面で「バイバイ」の代わりにでも。




たとえば

うだる暑さの道すがら車道を走る名も知らぬトラックに、

届くはずない労いと共感を込めて「お疲れさま」の代わりにでも。




たとえば

宴の後の余熱をまとって迎える朝焼けが眩しくて、

もう少しだけ夢見心地でいたくなって「おやすみ」の代わりにでも。




いい感じの時も、いい感じじゃない時も、つまりいつだって言葉は軽やかにしておきたい。

ついつい重くなりがちな毎日の空気に、スマイルみたいに投げかけておきたい、そんな言葉。


それぞれのありふれた経験や、ありふれた表現や、ありふれた日々や、ありふれた意味が、

グラスを満たしていつか同じテーブルに並び、ゆるやかにグルーヴするようなパーティーを信じているのさ。


ぴーしょー!